チームビルディングとは?45 の具体的なゲームを紹介

寄稿者 Alicia Raeburn の顔写真Alicia Raeburn
2024年6月27日
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概要

チームビルディングゲームは、仕事のプレッシャーを感じることなく、みんなを団結させる効果があります。このページでは、おすすめのチームビルディングゲームを、アイスブレーカー、問題解決、屋内ゲーム、屋外ゲームに分けて、45 種類ご紹介します。

更新: この記事は、チームビルディングとは何か、その目的とメリットに関する記述を含め、2024年 6月に改訂されました。

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チーム内で効率的にコミュニケーションを取るには?

チームビルディングとは?

チームビルディングゲームとは、仲間意識、コミュニケーション、リーダーシップスキルをを育むのに役立つ活動やプロセスを指します。通常の職場環境とは異なる場所で全員が集まりチームビルディングをうまく行うことで、人間関係を深め、最終的にはチームのコラボレーションが改善します。

チームビルディングの目的

チームビルディングの目的には、次のようなポイントが挙げられます。

ビジョンの浸透

チームビルディングを行うことは、メンバー全員に組織のビジョンやチームの目標を浸透させるには絶好の機会です。そのため、新規プロジェクトの立ち上げ時や新入社員研修の際などに行われることが多いです。チームビルディングアクティビティを通して、自然な形でビジョンを共有し、チームの一体感を高めます。

マインドセット形成

前項とつながりがありますが、チームビルディングを行うことで、従業員一人ひとりの考えや視点を一度リセットして、会社のビジョンに沿ったマインドセットを形成します。そうすることで、方向性が揃い、全員が同じゴールを目指す環境が整います。

心理的安全性の向上

メンバーが自由に意見を表明したり、質問したり、アイデアを提案できる環境は、何もせず形成されるわけではありません。メンバーの「心理的安全性」を向上させることで、失敗を恐れず、リスクを取ることができるようになります。チームビルディングはそのためには非常に有効で、心理的安全性が上がれば、メンバー同士の信頼やコミュニケーションの活性化を促すだけでなく、チーム全体のパフォーマンス向上も期待できます。

モチベーションを上げる

チームビルディングは、それぞれのモチベーションを高めるために行われます。共同作業や達成感を感じやすい活動を通じて、自分の仕事に対する意欲を高め、職場への満足感も感じやすくなります。楽しい経験や成功体験は、メンバーの自己効力感を向上させるので、仕事の生産性アップにもつながる可能性があります。

人材育成

人材育成も、チームビルディングの目的のひとつです。メンバーが新しいソフトスキルやノウハウを得るきっかけともなるチームビルディングは、個々の成長を促すので、結果的にチーム全体の強化に直結します。

チームビルディングのメリット

チームビルディングは単に日々の業務のマンネリから脱出するための手段であるだけではありません。他にも以下の効果があります。

  • コミュニケーション、信頼関係、コラボレーションスキルを向上できる

  • チームメイト同士の絆を深めることで、コラボレーションを大切にする文化を推進できる

  • すばやい意思決定と問題解決スキルを促進できる

  • チームの生産性と士気を高められる

  • 創造力と常識にとらわれない考え方をする

Ashley Frabasilio は次のように述べています。

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共通の目標は、皆がつながれる、印象深い、意義ある体験をつくることです。効果が高いチームビルディングゲームを企画するためには、「参加者にどんな収穫を得た状態でゲームを完了してほしいですか?」という問いを検討しましょう。たとえば、新しいスキル、より深い絆、自己開発、幸せなひとときなど、さまざまな答えが考えられます。”
Ashley Frabasilio、Asana、従業員エンゲージメントマネージャー

チームビルディングゲームを提案する前に、上記を自分に問えば、ゲームの効果を最大限に引き出せます。

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チームビルディングゲームをインクルーシブにする方法

インクルーシブな文化を持つチームでは、チームの一員として受け入れられていることを全員が実感できることが、優れた透明性、サポート体制、満足度につながる傾向があります。どんなチームのアクティビティでも、チーム全体が性格や能力に関わらず有意義に感じられ、楽しめるものにすることが大切です。

インクルーシブなリモートワークの文化を目指す場合にも、対面のチームにおける信頼関係を深めたい場合にも、インクルーシブなチームビルディング体験をつくるために、以下を考慮しましょう。

  • インクルーシブなチームビルディングとは、全員をチームの大切な一員と見なすことを意味します。チームビルディングの種類によっては、全員が参加できるように、社外の専門家を起用してチームビルディングイベントを進行してもらうと効果的な場合もあります。また、専門家の支援を得れば、より本格的な体験となるかもしれません。

  • チームに内向的なメンバーがいる場合には、対人的な行為をたくさん求められるゲームでは盛り上がらず、少人数のグループの方がうまくいくかもしれません。

  • 発話、視覚、聴覚の障害があるチームメンバーは、参加者が目隠しをして、相手が見えない状態でコミュニケーションを行うゲームの際に、疎外感を感じるかもしれません。

  • 身体を動かすゲームでは、身体に障害があるチームメイトが除外されるかもしれません。

このリストからチームビルディングゲームを選ぶ前に、まず全員の能力を考慮しましょう。そして、その上でチーム全員が参加できる活動を見つけましょう。匿名のアンケートを送信し、チームメンバーが参加可能な活動を把握することもできます。結局のところ、全員が楽しめるものが最高のチームビルディングのアクティビティとなるのです。


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チームビルディングの 5 つの段階は?

チームビルディングの有名なプロセスに、1960年代にアメリカの心理学者ブルース・W・タックマンが提唱した「タックマンモデル」があります。このプロセスは、チームの発展過程を理解するために用いられ、5 つのフェーズから成ります。それぞれの段階の特徴を把握し、チームの状態にあったアプローチをすることが重要となります。

  1. 形成期: チームが初めて集まり、知り合う段階です。このフェーズではメンバーは控えめで慎重です。チームの目標やルールを確認します。相互理解が深まるにつれ、チームの基礎が築かれます。リーダーは率先してコミュニケーションを促進しましょう。

  2. 混乱期: チームメンバー間で意見の違いが表面化し、対立や摩擦が生じる段階です。役割や権限に不満が出たり、リーダーシップに挑戦する動きも見られるようになります。このフェーズでは、メンバーの関係性を重要視し、信頼関係を構築しなければなりません。

  3. 統一期: メンバーが対立を克服し、協力体制を築く段階です。このフェーズでは、チーム内に価値観や規範が確立され、役割分担や責任の所在も明確化してきます。チームの一体感も高まり、生産性も高まるフェーズです。

  4. 機能期: チームがしっかりまとまり機能し始め、目標達成に向けて活動する段階です。メンバーの主体性も確立され、意思決定も迅速に行われます。チーム内コラボレーションも向上し、生産性が最大化、最も高い成果がもたらされます。

  5. 散会期: プロジェクトの完了およびチームの解散が近づく段階です。このフェーズでは、成果を振り返り、お互いに感謝する気持ちを持つことが重要となります。この経験を次の機会に活かせるよう、学びを共有すべきフェーズです。

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チームのアイスブレイクゲーム

アイスブレイク質問とアイスブレイク活動は、新しい仲間同士の交流を深めるために最適なゲームであるだけでなく、付き合いが長いチームメイトとも楽しめます。会議を開始する際に全員の足並みを揃えるために行ったり (特に眠気が残る早朝の会議など)、新しいチームメンバーを紹介するために活用したりできます。

チームのアイスブレイクゲーム

1. 2 つの真実、1 つのうそ

チームの規模: 3 名以上

所要時間: 1 名あたり 2~3 分

ゲームの方法: グループ全員に、自分について 2 つの真実と 1 つのうそを考えてもらいます。真実が記憶に残りやすい話 (例: コスタリカでスカイダイビングをした) であり、うそがありそうな話 (例: 犬を 2 匹飼っている) であるほど、このゲームは楽しくなります!次に、各チームメンバーに、3 つの話を共有してもらい、どの話がうそだと思うかグループで投票を行います。

ゲームの効果: 知り合ってから間もないグループに最適です。このゲームで共有し合う内容を後で会話の土台とすれば (「コスタリカでは他にどんなことをしたのですか?」)、仕事仲間と理解を深め合えます。

2. 1 話 1 円

チームの規模: 5 名以上

所要時間: 1 名あたり 2~3 分

ゲームの方法: 最年少のチームメンバーの生まれ年と同じくらいの発行年の 1 円玉 (または他の硬貨) がたくさん入った箱を用意します (昭和 30 年発行の 1 円玉のコレクションを披露するのは別の機会がよいでしょう)。各チームメンバーに、箱から 1 円玉を取ってもらい、1 円玉に書かれている年に自分が経験したストーリー、思い出、またはそれ以外の大事な出来事を共有してもらいます。その話は、自転車に乗れるようになったときのことから、初の就職が決まったときのことまで、何でも自由に選べます。

ゲームの効果: ストレスフリーで簡単なアイスブレクをひとひねりしたこのゲームでは、チームと個人的な思い出を共有する機会を全員が得ます。皆の話が短めの場合には、数ラウンド行ってもよいですし、お互いの背景をより深く理解し合うために、一人ひとりの詳細な話をじっくり聴くこともできます。

3. ムードピクチャーズ

チームの規模: 5 名以上

所要時間: 1 名あたり 2~3 分

ゲームの方法: ゲームを始める前にさまざまな写真や絵を用意します。新聞や雑誌の切り抜き、絵葉書、ポスター、インターネットの画像の印刷などを集めてもよいでしょう (Pinterest もおすすめです)。写真や絵には、さまざまな色調や視点で自然の風景、街、人、形、動物などを捉えたものを使います。

写真や絵をすべて並べ、チームメンバーに今の自分の気分に一番合うものを選んでもらいます。全員が写真や絵を 1 つ選んだら、何に共感したのか、それを見て感じる気持ち、それを選んだ理由について、一人ひとりに共有してもらいます。

ゲームの効果: 創造的かつ意外な方法で、その場に集まったチームの状態を感覚的に把握できるため、会議やワークショップを開始する際のアイスブレイクとして最適です。毎回自分の気持ちを表す絵や写真だけを選んでもらう必要はありません。その他にも、たとえばワークショップに臨む上での期待すること、現在取り組んでいるプロジェクトに対する思い、1 日をどんな気持ちで終えたいかなど、さまざまなテーマが考えられます。「百聞は一見にしかず」ということわざのとおり、このゲームを通じて、普段言葉にしにくい気持ちも分かち合えるようになる人が多くいます。

4. ひと言ゲーム

チームの規模: 3 名以上

所要時間: 5~10 分 

ゲームの方法: 会議の議題に関連するフレーズを選び、全員にそれを聞いて思い浮かんだ言葉を付箋に 1 つ書いてもらいます。その言葉をホワイトボードに書いてもよいですし、プレゼンにまとめることもできます。たとえば、年末年始の恒例行事について会議を開くとしたら、誰もが一瞬で頭に浮かんだ言葉を答えるはずです。もし、チームがストレスや疲れといった言葉を返してくるようなら、プロセスを見直した方がいいかもしれません。

ゲームの効果: これは、多くの人が安心して参加できる範囲で、会議に対する意見、考え、気持ちについて情報収集する方法です。会議の本題に入る前にその場の空気を読む機会となる上、隠れた懸念や質問が明らかになる場合もあり、会議でそれを取り上げることもできるので、全員にとってより意義ある会議となります。

5. 背中合わせでお絵かき

チームの規模: 4 名以上

所要時間: 5~10 分

ゲームの方法: チームを 2 つのグループに分け、背中合わせに座ってもらいます。一方に紙 1 枚とペンを渡し、他方に比較的簡単に描けるもののイラストを見せます (例: 車、花、家)。イラストを見た人は、相手がそれを描けるように、見たものの名前を直接使わずにその絵を説明します。形、サイズ、感触は説明できますが、たとえば「ユリの花を描いてください」とは言えません。絵を描き終わったら、もとのイラストと比較して、どれだけコミュニケーションが取れたかを確認します。

ゲームの効果: コミュニケーションスキル、特に聴く力を研ぎ澄ますために使える楽しいゲームです。また、イラストに描かれているものをチームメイトに伝えるためには、常識にとらわれない考え方が必要なので、チームとして創造性と革新性を発揮するチャンスを与えます。

6. バースデーライン

チームの規模: 8 名以上

所要時間: 10~15 分

ゲームの方法: チーム全員に、互いに言葉を交わさずに誕生日の順に並んでもらいます。手話、ジェスチャー、軽くつつくなど、さまざまなコミュニケーション方法を提案できます。ゲームにちょっとしたプレッシャーと楽しさを加えたいなら、制限時間を設けるとよいでしょう。

ゲームの効果: チーム全員が互いの誕生日を知ることができることに加え (後に会話の材料として使えます)、共通の目標に向かって言葉を使わずにコミュニケーション取ることを学べます。これは力が試されるタスクであり、もどかしい場面も発生するかもしれませんが、このゲームを行えばプロブレムフレーミングスキル、協力、非言語コミュニケーションのスキルを促進できます。

7. ジェスチャーゲーム

チームの規模: 8~10 名

所要時間: 10~25 分

ゲームの方法: チームを 4~5 名ずつのグループに分けます。一番手は、他のメンバーに見えないところで、何らかのアイテムを渡されるか、見せられます (アイテムはたとえば、プリンター、ホチキス、キーボードなど、何でも構いません)。続いて、実物をチームに実際に見せずに、その使い方を身振り手振りで表現します。チームは時計で 30 秒が経過する前に、正しい言葉を当てる必要があります (言い当てるアイテムの難易度により制限時間を調整できます)。

次にもう一方のチームの番です。参加者全員がジェスチャーでアイテムを自分のチームに伝達する番を得るまでゲームを続けます。

ゲームの効果: 仕事と関係がない創造的で定番なゲームをチームとして行うことで、心理的な負担が高い日にも気晴らしのひとときをつくれます。

8. クイックスワップ

チームの規模: 10~20 名

所要時間: 10~15 分

ゲームの方法: チームを半々に分け、互いに向き合った態勢で 2 列に並んでもらいます。チーム A に観察のための短い時間を与えます (15~30 秒)。その間、チーム A のメンバーは目の前の相手について、できる限りたくさんの詳細を記憶します。続いて、チーム A は反対を向き、チーム B のメンバーは自分の外見に関わるものをできる限り多く変えます。

たとえば、並んでいる順序を変えたり、互いに靴を交換したり、髪型を変えたりなど、さまざまな可能性があります。約 45 秒後、チーム A は再度チーム B と向き合い、変わったことを見つける時間を 5~10 分与えられます。時間はグループの人数により調整できます。

ゲームの効果: 長い 1 日にこのゲームを行うことで、仕事からの気分転換のひとときとなります。また、相手チームが後ろを向いている間に自分たちの外見を変える「スワップ」の段階は、時間的制約を伴う非言語コミュニケーションをチームとして練習する機会となります。

9. 行動規範ゲーム

チームの規模: 5 名以上

所要時間: 20~30 分

ゲームの方法: このゲームは、新しいプロジェクトやワークショップの開始時に行えば、最適なウォームアップとなります。ホワイトボードに、2 つのカテゴリとして「有意義」と「楽しい」という言葉を書きます。そして、プロジェクトまたはワークショップにおいてこれら 2 つのことを達成するには何が必要か、グループメンバー全員に共有してもらいます。たとえば、「こまめな休憩」や「透明性と誠実さ」など、どちらのカテゴリにも当てはまりそうなものが挙げられます。

誰もが、有意義かつ楽しいと思えるアイデアを選ぶはずです。これらの価値観を共有ツールに記録し、今後のプロジェクトやワークショップの行動規範として記録します。このゲームを通じて文書化するリストは、チームがそこに記録された価値観を尊重することを今後忘れないようにするための備忘録として活用します。

ゲームの効果: ワークショップの初日、新しいプロジェクトの開始時、月曜の朝など、いつ行ってもチーム全員の足並みを揃えるために最適なゲームです。グループの行動規範と価値観を早期に確立し、文書化された行動規範に対し当事者としての責任を全員に持ってもらうことで、チームの一体感を培えます。このゲームをバーチャルで行う場合は、Asana のチームのブレーンストーミング用のテンプレートを使えば、全員の考えを簡単に収集できます。

10. 共通項ゲーム

チームの規模: 10 名以上

所要時間: 30 分

ゲームの方法: チームを 3~5 人ずつのグループに分けます。続いて、それぞれのグループ内において全員に共通するものをすべて見つけてもらいます。たとえば、お気に入りのテレビ番組、皆が嫌いなアイスクリームのフレーバー、共通する趣味など、さまざまな可能性が考えられます。表面的すぎるもの、当然すぎるものは避け、何らかの意外性がある共通点を見つけるよう勧めましょう。グループ内における全員の共通点は、多く発見できるほどよいです!時間に余裕があれば、その後すべてのグループを集めて感想を共有してもらいます。

ゲームの効果: 普段知る機会のないチームメンバーとの共通点を発見し合える楽しいゲームです。また、チーム内に分断が感じられ、一体感を取り戻したい場合にも有効です。好き嫌いの共通点について語り合うことは、チームメイトとのつながりを深めるのに効果的です。

記事: モチベーションを高め、コラボレーションを促すチームワークの名言集 100 選

問題解決ゲーム

チームとして問題解決ゲームを行えば、チームワークのスキルを高め、問題を解決し、目標を達成し、共に成功を実現できます。新しいブレーンストーミングのテクニックを使う際、チーム旅行の際など、以下の楽しいチームビルディングアクティビティはあらゆる場面でチームの問題解決スキルを向上させるために最適な手段となります。

問題解決ゲーム

11. 最初のアイデア

チームの規模: 5~12 名

所要時間: 10~20 分

ゲームの方法: チーム全員に問題を提示後、一番最初に頭に浮かんだアイデアを書き留めてもらいます。全員のアイデアをリストにまとめ、チームでそれを検討します。

このゲームにひとひねり工夫を加えた楽しみ方として、全員に各自のベスト案ではなくワースト案を書き留めてもらうこともできます。チームで検討すれば、意外と悪くないアイデアもあることに気づくかもしれません。このゲームは、実際に直面している問題でも、架空の問題でも、また、新しいアイデアを売り込むためにブレーンストーミングをするときにも使えます。

ゲームの効果: 人間の習性として、問題や解決策について頭で考えすぎ、行動に至らなくなる傾向があります。一番最初に頭に浮かんだソリューションをすぐに書き留めることにより、新しい視点や解決策を発見できます。

12. ナプキンの裏

チームの規模: 6~24 名

所要時間: 15~20 分

ゲームの方法: チームを 2~4 名ずつのグループに分け、さまざまな自由回答形式の質問を提示します (自由回答形式の質問とは、選択回答式の質問とは異なり、回答者に自分の言葉で考えを自由に表現してもらうための、「正解」が存在しない質問です)。このゲームでは、仕事にまつわる質問、想像上の質問、環境問題など、あらゆる質問を使えます。各グループに紙ナプキン 1 枚とペン 1 本を配り、グループとして問題を話し合った後、ナプキンにソリューションを書いてもらいます。そして、チーム全体に対してその内容を発表してもらいます。

ゲームの効果: 世界を変えるようなアイデアを最初に書いたのはナプキンの裏だったというような話は少なくありません (発想がひらめいた瞬間には、何を使ってでもそれを書き留めたいものです)。このゲームでは、そのような場面に倣い、創造的な問題解決に向けてコラボレーションを行います。

13. オリジナルゲームを創造する

チームの規模: 5~12 名

所要時間: 30~60 分

ゲームの方法: チーム全員が問題解決のための独自のゲームを各自考案後、グループ全体への発表を行います。ゲームに身体的、精神的、創造的な力を試すルールを加えるか否かは、チームで決めます。時間があれば、発表後にそれらのゲームをいくつか実際に楽しみましょう!

ゲームの効果: ゲームの考案は、楽しい活動であるだけでなく、創造力を本格的に試す課題です。また、自分たちが実際に活躍できるゲームの発案を通じて、自身の強みをアピールする機会を各チームメンバーに与えます。

14. スペクトルマッピング

チームの規模: 5~15 名

所要時間: 30~60 分

ゲームの方法: 皆の意見や知見を求めたいトピックをいくつかチームに提示します。ホワイトボードにトピックを書き出して、全員に付箋とペンを配ります。そして自分の考えを付箋に書いてもらい、ホワイトボードの関連するトピックの下にそれを貼ってもらいます。

続いて、チーム全員で付箋の配置をアレンジします。類似する考え方が書かれた付箋のグループをトピックの左側に配置し、例外的な考え方が書かれた付箋は右側に配置します。それにより、人気が高い考え方や意見が左側、より極端な考え方が右側に配置されるスペクトルが出来上がります。

ゲームの効果: このゲームを通じて、さまざまなトピックに関するチーム内の視点の多様性を視覚化できます。少数派の意見は必ずしも間違った意見ではないことを忘れないようにしましょう。ダイバーシティを前向きにとらえることで、新しい視点や革新的な考え方を発見でき、それらをチームが直面している問題の解決に生かせます。

15. 「〇〇」ならどうするだろうか? 

チームの規模: 5~10 名

所要時間: 45~60 分

ゲームの方法: チームに問題を提示して、全員に有名な人物または尊敬するリーダーの名前を各自 1 つずつ挙げてもらいます。その人物は有名人でもビジネスパーソンでも親戚でも構いません。全員に、仮に自分がその人物であったならどのように問題に取り組むかを想像しつつ見出した解決策を発表してもらいます (キャラクターに成り切って発表できた場合には得点が加算されます)。

ゲームの効果: 問題を自分の頭の中で考えすぎたため、効率的かつ効果的に解決できなくなることはよくありあす。他者の視点に身を置いて問題をとらえ直せば、新しい解決策を発見できるかもしれません。また、少しの間だけ別人に成り切ることは案外楽しいものです!

16. チームパシュート

チームの規模: 6~24 名

所要時間: 1~3 時間

ゲームの方法: 一連のゲームで競い合う 2~6 名ずつのグループをつくります。オンラインでチームパシュートのパッケージを購入するか、自分でゲームを作成できます。自分で作成する場合には準備時間がかなり必要になります。

その際には、チームの論理的思考力と知性をテストする知的な課題、適性検査のようなスキルを要する課題に加え、創造力と常識にとらわれない思考を要するミステリー課題 (例: 独創的な握手を考える、面白い写真を撮るなど) からなる一連の課題を作成します。

ゲームの効果: しっかり企画されたチームパシュートの競技を実施すれば、自分の才能を披露しながら活躍できる機会を全員に与えられます。足が速いメンバーも、頭の回転が速いメンバーも、創造力に長けているメンバーも、全員チームの成功に貢献できます。このゲームを通じて、チームの団結を深めつつ、チームメイトたちが互いの意外な一面を発見し合える場を提供できます。

17. コードブレイク

チームの規模: 8~24 名

所要時間: 1~3 時間

ゲームの方法: このゲームでは、屋内外で出来る楽しいアクティビティを通じて脳を活性化しながらチームの力を試せます。アウトバックチームビルディング社は、自社、リモート、オンサイトで開催できるイベントを提供しています。そのイベントには、競技コースを完了するためにチームメイトたちが探し、解く必要があるコードがいくつか含められています。

ゲームの効果: 創造的思考力を試しながら、競争的な環境をつくるこのゲームは、大人数のグループでも小さなグループに分かれて行えます。

18. 脱出ゲーム

チームの規模: 3 名以上

所要時間: 2~3 時間

ゲームの方法: ユニークな体験を通じてチームと楽しい半日を過ごすよい方法は、エスケープルーム (リアル脱出ゲーム) に行くことです。近くにエスケープルームが複数ある場合には、探索したいテーマに関するざっくりとしたイメージをチームに尋ね (例: 歴史、ホラー、SF)、全員が楽しめそうなエスケープルームを選びましょう。

創造力に富み、時間と資源があれば、自分たちでエスケープルームを制作することもできます!

ゲームの効果: チームとして脱出ゲームの謎を解くことを通じて、互いの得意不得意を認識し、コミュニケーションとコラボレーションを促進し、信頼関係を築き、連帯感につながる共通の思い出を得られます。

屋内のチームビルディングゲーム

ほとんどのゲームは、オフィスの室内や会議室、廊下で楽しめる少人数のチーム向けのものですが、人数を増やす場合にはもっと広いスペースが必要かもしれません。

屋内のチームビルディングゲーム

19. 完璧な正方形

チームの規模: 4~12 名

所要時間: 15~30 分

ゲームの方法: チームを 4~6 名ずつのグループに分け、グループごとに小さい輪になって立ってもらいます。各自に目隠しをしてもらうか、目を閉じてもらい、各グループ 1 名にロープを渡します。目を使わずに、輪の中で全員がロープの一部を手にするまでロープを回し、続けて完璧な正方形に並びます。完璧な正方形をつくれたと確信したら、ロープを床に置き、目隠しを外し (または目を開け)、実際どんな形かを見ます。

ゲームの効果: 単に完璧な幾何学的図形をつくる以上の意味があるこのゲームは、聴く力とコミュニケーション力の素晴らしい訓練となります。誰も目を使うことができないので、ロープを使って四角形をつくるために試行錯誤しながら、明確なコミュニケーションを行う必要があります。そして、実際の四角形が完璧から程遠いことに大笑いする楽しさもまた格別です。

20. 思い出の壁

チームの規模: 5 名以上

所要時間: 15~30 分

ゲームの方法: このゲームには、ホワイトボードと付箋が必要です。まず、ホワイトボードに、「仕事の初日」「チームパーティ」「出張」など仕事関連のテーマを書きます。各チームメイトに付箋をいくつか渡し、それらの内 1 つまたは複数のテーマから連想する最高の思い出または功績を書き留めてもらいます。その内容をチームと共有し、思い出話を語る機会を全員に与え、その際に付箋をホワイトボードに貼っていきます。

ゲームの効果: よい思い出を語り合い、皆の笑顔を作るこのゲームは、長い 1 週間、長い 1 日、ワークショップを締めくくるために最適です。出張や数日間のワークショップの完了時に行う場合には、簡易版としてその数日間の最高の思い出や最大の功績を全員に共有してもらいます。

21. タイムマシン  

チームの規模: 5~10 名

所要時間: 20~30 分

ゲームの方法: このチームビルディングゲームは、静かな雰囲気の中、全員が輪になって座って行うことが理想的です。まずチーム全員に人生の忘れられない思い出を静かに思い起こしてもらいます。考えを整理する時間を数分間設けます。続いて、過去に戻れるなら、もう一度体験したい思い出を各自 1 つずつ共有してもらいます。

最初はこのような話を共有することに抵抗がある人もいるかもしれません。全員が安心して思い出を共有できる雰囲気をつくるために、グループに信頼を託して自分の弱みを自ら率先して共有しましょう。

ゲームの効果: チームメンバーが自分にとって最も大切なこととは何かを思い出しつつ、互いの絆を深められるゲームです。分断やストレスに直面しているチームにおいては、仕事と無関係な思い出を共有することで、連帯感を育めます。あまり時間がかからないゲームですが、皆の話を吸収して余韻を楽しめるよう、1 日の終わりに行うのが最適です。

22. 紙飛行機  

チームの規模: 6~12 名

所要時間: 20~30 分

ゲームの方法: チームを 2~4 名ずつのグループに分け、板紙を配ります。10~15 分かけて長距離フライト用の紙飛行機の最高のデザインとその飛行機の名称を各チームに考案してもらいます (携帯電話やパソコンで情報を調べることも許可します)。

紙飛行機が完成したら、距離が十分ある廊下や屋外で、どれが一番遠くまで飛ぶかを競い合います。

ゲームの効果: このゲームでは厳しい時間制約の下でチームとしてコラボレーションを行う必要があります。そのため、コミュニケーションスキル、委任スキル、時間管理スキルの訓練として効果的です。

23. タワー建築ゲーム

チームの規模: 8~16 名

所要時間: 20~30 分

ゲームの方法: チームを 4~5 名ずつのグループに分け、スパゲティ (乾麺) を 20 本、テープ約 1 メートル、紐約 1 メートル、マシュマロ 1 個を各グループに配ります。そして、配った材料のみを使って、できる限り高い塔をつくってもらいます。完了した塔は、てっぺんに置かれたマシュマロを支えるものである必要があります。タイマーを 20 分に設定し、その時間が終了したら全員に力作から離れてもらい、優勝チームを決定します。

ゲームの効果: チーム内の問題解決スキルとコミュニケーション力を高めるために最適なゲームです。チームメンバーは、短時間内に塔を試作し、建築し、発表する必要があり、その達成にはストレスが伴います。チームワークがうまいグループであるほど、成功の可能性が高まります。

24. ひっくり返しゲーム

チームの規模: 6~8 名

所要時間: 20~30 分

ゲームの方法: タオル、毛布、またはシーツを床に広げ、チーム全員にその上に立ってもらいます。目指すゴールは、その上から離れたり、生地外の地面に触れたりせずに、その布をひっくり返すことです。このゲームは、チームの人数を増やすか、より小さな布を使うことにより難度を高められます。

ゲームの効果: 明確なコミュニケーション、協力、そして失敗も笑い飛ばすユーモアが必要なゲームです。意外と難しいタスクが生じたときに力を合わせて対応する力を試せます。

25. のぞき見ゲーム

チームの規模: 4~20 名

所要時間: 30 分

ゲームの方法: レゴ®ブロックで組み立てた作品を別の部屋に隠します。チームを 2~4 名ずつのグループに分け、レゴ®ブロックを各チームに配ります。各チームは、隠された作品と同じ構造を 30 分以内で組み立てます。

各チームは、元の作品が置かれた部屋を 15 秒のぞきに行き、チームのいる部屋に急いで戻り、一見して確認できたことを説明するメンバーを 1 名ずつ送り出すことを許されます。そしてゲームが終わるまでに、各チームから全員が交代してのぞき見のタスクに送り出されます。元の作品とできる限り似せた構造の組み立てを一番早く完了したチームの勝ちです!

ゲームの効果: チームワークとコミュニケーション力をチームとして試せるゲームです。元の作品を確認できるのが 1 名ずつに限られるので、各メンバーが自分の番に作品を見て確認できることや部屋に戻ったときにチームに伝える情報が、それぞれ異なるかもしれません。このゲームの難易度は、作品の構造が複雑であるほど高まります。

26. ピラミッド

チームの規模: 8~24 名

所要時間: 30 分

ゲームの方法: このゲームには、廊下、会議室、食堂など、広いエリアが必要です。チームを 4~6 名ずつに分け、各チームに紙コップを 10 個配ります。各グループはメンバー間に約 2.5~3 メートルの間隔をあけた列を作ります。そこから時間との戦いが始まります!

各列の最初の 1 名は、一番下の段が 4 つのコップから成るピラミッドを組み立てます。そのタスクを完了したら、二番手と協力してピラミッドをグループの拠点に運びます (拠点の場所は床の上でも机上でも構いません)。拠点まで運ぶ際には、床をスライドさせても、何名かで一緒に運んでもよいですが、ピラミッドが壊れた場合には、移動を再開する前に、その場で一緒に組み立てなおす必要があります。次の拠点では、二番手がピラミッドを解体し、再度組み立てた後、三番手と共にその次の拠点に運びます。そして、ピラミッドを最後の拠点に移動し終わるまで、その手順を繰り返します。一番最初にゴールインしたチームが優勝します。

ゲームの効果: お昼の休憩時間に行える楽しいゲームである上、コミュニケーションスキルを高め、チームワークを促進できます。

27. 難破船

チームの規模: 8~25 名

所要時間: 30 分

ゲームの方法: このゲームでは、前提として、無人島に漂着し、生き抜くために必要なアイテムを集めて沈む船から脱出するまで 25 分だけ与えられた状況を想定します。そして「難破船」として定めた場所に、ペットボトルの水、マッチ、食品などのアイテムを置きます。アイテムのイメージを印刷した索引カードも使えます。各アイテムを限られた数量で用意し、その数量の大小はアイテムにより変えます (たとえば食べ物より水を多くしたり、防水ブルーシートの数をチーム数より少なくしたり、ロープの数よりナイフを多くしたりできます)。

チームを 2 つに分けます (人数が多い場合には必要に応じて 3 つ以上のグループに分けます)。時間の計測を開始した時点から、各グループは難破船から価値があると判断したアイテムをできる限りたくさん集め、それらを重要度に応じてランク付けします。各アイテムの数量は限られているため (またアイテムにより非常に限られているものもあるため)、グループ内でアイテムの優先順位を決める必要があるだけでなく、他のグループとの交渉、取引、物々交換が必要になります。

ゲームの効果: 問題解決能力を試し、コラボレーションを促進し、チームとしてリーダーシップスキルを発揮する機会をチームに与えられるゲームです。通常、このゲームで求められる迅速な意思決定を得意とするのは優れたリーダーシップの資質を備えるチームです。

28. チームフラグ

チームの規模: 6~20 名

所要時間: 30~45 分

ゲームの方法: チームを 2~4 名ずつのグループに分け、紙とペンを配ります。各グループは、グループのシンボルとして紋章または旗をデザインします。全グループが作品を完成させたら、他のグループへの発表を行い、そのデザインの考案に至った経緯を説明します。このゲームは、各グループがどのように共通の価値観を特定し、デザインのプロセスにおいて足並みを揃えたかを話し合うよい機会にもなります。

ゲームの効果: 創造性を刺激するために非常に有効なゲームです。各グループは、チームとしてのアイデンティティを表現する独創的なデザインを考案するだけでなく、コラボレーションによりそれを描き出し、ゲームの最後に旗や紋章を発表するタスクに共に取り組む必要があります。

29. 塩コショウ

チームの規模: 6~20 名

所要時間: 45~60 分

ゲームの方法: 塩とコショウ、左靴下と右靴下、昼と夜、ピーナッツバターとジャム、陰と陽など、コンビとして成り立つもののリストを用意します。そして、それらの言葉をそれぞれ別個の紙に書き、その紙を各チームメンバーの背中に 1 人 1 枚ずつテープで貼ります。

続いて、チーム全員が部屋を歩き回り、「はい」「いいえ」の一言のみに答えが限られる質問を互いにし合うことにより、自分の背中に書いてある言葉が何かを突きとめます (たとえば、「私は甘いですか?」「私は身に付けるものですか?」「私は冷たいですか?」など)。自分が何であるかわかったら、コンビの相手を見つける必要があります!

ゲームの効果: チームとしての絆をつくり、コミュニケーションスキルを高めるために使えるゲームです。人数が多いチームでは、通常話をする機会がないメンバー同士が接点を持つ機会となります。

30. セールスゲーム

チームの規模: 3 名以上

所要時間: 45~90 分

ゲームの方法: 自由に選んだ任意のアイテムを各自に持参してもらいます。自分のアイテムを売るためのロゴ、スローガン、マーケティング計画を各自考案します。30 分経過したら、それをチーム全体に発表します。人数が多いチームであれば、コラボレーションを行いやすくするためにチームを 2~4 人ずつのグループに分け、製品を売り込むためのピッチを一緒に考えてもらいます。

ゲームの効果: これはマーケティングや営業の仕事を行っていないチームにとって、物事のやり方を再考できる最適なゲームです。また、チームとして共に創造力を発揮するために、身の回りのアイテムを使って気軽に皆で楽しめます。

31. 物々交換のパズル

チームの規模: 4~12 名

所要時間: 1~2 時間

ゲームの方法: チームを 3~4 人ずつのグループに分け、各グループに難易度が同じ別々のジグソーパズルを配ります。そして、チームでパズルを完成させてもらいます。各パズルから、完成に必要なピースを事前にいくつか抜いておき、それを他のチームのパズルのピースに混ぜておきます。必要なピースを他のチームから得るために、チームとして交渉や交換を行ったり、場合によってはチームメイトのトレードを行ったりできます。ルールは、すべての意思決定をチームとして共同で行うことです。パズルを一番早く完成させたチームが勝利を獲得します。

ゲームの効果: すべての意思決定をグループとして行い、それによりチームとして問題解決スキルの向上に挑戦できます。

記事: チームによるコラボレーションの効率をアップさせる 10 個の簡単な手順

屋外のチームビルディングゲーム

人数が多いチーム向けのチームビルディングゲームを開催する場合には、屋外のイベントとしたらいかがでしょうか?屋外でのチームビルディングは、画面やスマートフォンから離れて直接交流し合うための手段としても効果的です。以下のゲームを使えば、新鮮な空気に触れ、日光を浴びながら、オフィスの外でチームとしての絆を深められます。

屋外のチームビルディングゲーム

32. 地雷原ゲーム

チームの規模: 4~10 名

所要時間: 15~30 分

ゲームの方法: 駐車場など屋外の広いスペースを使い、紙、ボール、コーン、ボトルなどの地雷に見立てたアイテムをあちこちに置きます。チームを 2 名ずつのグループに分け、各ペアにつき 1 名に目隠しをしてもらいます。もう 1 人は言葉だけを使い、「地雷原」の中、目隠ししたチームメイトを誘導します。目隠しをした人は言葉を発することを許されず、歩くのを止めたり、地雷を踏んだりした場合には、その時点で失格となりゲームから除外されます。

このゲームで目指すのは地雷原の反対側まで到達することです。その時点で目隠しをする人と誘導役の人を交代し、元の側に戻ります。難易度をアップするには、地雷原を歩きながら拾う必要があるアイテムも加えられます。

ゲームの効果: このゲームを使えば、チームとしての信頼関係を深められるばかりでなく、積極的傾聴のスキルや明確なコミュニケーションを楽しみながら訓練できます。

33. アースボール  

チームの規模: 5~20 名

所要時間: 15~45 分

ゲームの方法: このゲームには、風船、ビーチボール、バレーボールなどのボールが必要です。チーム全員で輪をつくり、ボールが地面に触れない状態をできる限り長く持続します。本格的な難易度にするには、同じ人が 2 回続けてボールを触れないルールを加えます。このゲームはチームの人数が多いほど楽しいものになります!

ゲームの効果: このゲームはチーム全員が身体を動かせる機会をつくります。ボールが地面に触れない状態を長く持続することが困難な場合には、時間をのばすための戦略を考えましょう。

34. 借り物競走

チームの規模: 8 名以上

所要時間: 45~90 分

ゲームの方法: チームで借り物競争を催しましょう。競う合う内容としては、撮影する必要がある写真のリスト (たとえば、赤いアイテムの写真、会社のロゴの前にチーム全員が集合した写真、社長車など)、収集する必要があるアイテムのリスト (たとえば会社案内のパンフレット、マネージャーの印が押された付箋、食堂からのケチャップのミニパックなど)、またはその他指定されたルートを進みながら完了する必要がある行動などを定められます。

ゲームの効果: 参加人数が多いほど楽しみが増すゲームです。なじみが薄いメンバー同士のグループをつくって交流の場とすることもできます。自社独自の項目を加えれば、チームとして面白い知識を身に付ける機会になります。モチベーションを高めるために、一番創造力を発揮できたチームや一番早くルートを完了できたチームへの表彰も行えます。

35. 卵落としゲーム 

チームの規模: 4~12 名

所要時間: 40~90 分

ゲームの方法: チームを 2~3 人ずつのグループに分け、各チームに生卵を 1 つずつ配ります (本番前に卵が割れた場合の予備用に、いくつか余分に準備します)。続いて、各グループにテープ、ストロー、輪ゴム、新聞紙、風船などの材料を配り、2~3 階の窓から落下させる卵が割れないよう保護するための構造をつくってもらいます。

各グループにその構造 (ケージ) を完成させる時間を 60 分与えます。時間が経ったら、完成させたそのケージに収めた卵を窓から落とすために集まってもらいます。そして卵を落下させた結果により、一番効果的なケージを設計し、組み立てたのはどのグループかが明らかになります。

ゲームの効果: デザインを考案し、ケージを組み立てるためにコラボレーションを行うことを通じ、チームとして問題解決スキルとコラボレーションスキルを試す機会となります。

36. 社外イベント

チームの規模: 制限なし

所要時間: 制限なし

ゲームの方法: チーム全員が参加できる社外イベントを企画しましょう。チームとして料理クラスに参加したり、美術館を訪問したりなど、さまざまな可能性があります。5 キロマラソンを一緒に走ったり、ピンポン大会を開催したりすれば、チームとして共に目標達成に向けて取り組めます。または、仕事の後、皆でボーリング場に行き何ラウンドか競うなど、よりカジュアルな娯楽の場で気軽に集う企画も考えられます。

ゲームの効果: チームとしての活動を普段と異なる場で行えば、職場で生じがちな意識の壁を破る機会になります。同じ会社主催の行事であっても、オフィス内で行うよりも、レストランや公園などでリラックスした会話を楽しむ方が、絆が深まりやすくなります。

37. チームのボランティア活動

チームの規模: 5 名以上

所要時間: 制限なし

ゲームの方法: 通常の勤務時間中に、チームイベントを企画します。たとえば、チームにとって意義ある社会貢献活動に寄付するためのチャリティーイベントやバザー、募金活動などが挙げられます。楽しいイベントだとしても、勤務時間中に行うことで、義務ではなく特典のように感じられるようにしましょう。

チームメンバーが情熱を持つ社会貢献活動が複数ある場合には、月例または四半期毎のイベント開催を検討しましょう。また、チーム内のさまざまな関心対象に寄付を配分するために、異なるチャリティーの支援をローテーション式に順繰りに実施する企画も立てられます。

ゲームの効果: 社会貢献活動による高揚効果により、心身の健康を促進できます。世のため人のために貢献することで得られる幸福感を通じて、チームの絆を深められます。

リモートワーク向けまたはバーチャルなチームビルディングゲーム

リモートワーク中には、チームメイトとの絆づくりが通常より困難になりがちです。リモートワークまたはバーチャルチーム向けのビルディングゲームを行えば、リモートコラボレーションを向上させ、チームのモチベーションを高め、物理的な距離がある中でもコミュニティとしての意識を培えます。Zoom を使ってチームメイトと交流したり、勤務時間中にリモートワーク向けのソフトウェアを活用した簡単なチームビルディングゲームを行ったりできます。

バーチャルなチームビルディングゲーム

チームが複数のタイムゾーンにまたがって勤務している場合、スケジュールの組み方に工夫が必要になることがあります。Asana 従業員エンゲージメントマネージャー Ashley Frabasilio は、こういった活動を通常の勤務時間内において計画するよう社内のリーダーたちに対し推奨しています。そして、誰も疎外感を感じることがないよう、すべてのタイムゾーンの参加者にとって適切な時間帯に予定しましょう。勤務時間内に予定することで、プライベートの時間を奪うことを避けられるため、参加率も高められます。

記事: リモートチーム: コラボレーション志向の文化を築くための 10 の方法

38. ショーアンドテル  

チームの規模: 3 名以上

所要時間: 1 名あたり 2~3 分

ゲームの方法: チーム全員に、誇りに思うものや喜びを感じさせてくれるものを次回のミーティングの際に持参してもらいます。ペットや植物から、自作の絵画、認定証書まで、あらゆる可能性が考えられます。各自がアイテムを紹介し、チームからの質問に答える時間を 2~3 分ずつ設けます。

ゲームの効果: ショーアンドテルは子供にとって楽しいばかりでなく、チームの絆づくりにも効果があります。このゲームを通じてチームメイトの意外な一面を発見することができるので、次回のミーティングで会話を盛り上げるための材料も得られるかもしれません。

39. 写真キャプションコンテスト

チームの規模: 5 名以上

所要時間: 10~15 分

ゲームの方法: まず写真素材をいくつか用意します。たとえば、インターネットで流行っているミームなども使えます。会議の前にチームにそれを送信し、各イメージに対するキャプションのベスト案を各自に提出してもらいます。全員から集めたキャプションを簡単なプレゼンにまとめて、ビデオ会議の際にチームに発表できます。一緒に笑いを楽しみ、投票でベストキャプションを選ぶこともできます。

ゲームの効果: このゲームは、チームとして創造力を発揮しつつ、一緒に笑いを楽しむよい機会となります。

40. モーニングコーヒー 

チームの規模: 3 名以上

所要時間: 15~30 分

ゲームの方法: リモートチーム向けに、コーヒーを飲みながら語らう定期的な「コーヒーコール」を計画すれば、オフィス環境で自然に行われるのと同じ形で、交流を深められます。4~5 名のチームによるビデオ会議を計画するか、2 名ずつ毎回任意の異なるペアを交代するビデオ会議を予定できます。チームの人数やこういった取り組みへの関心度に応じて、週 1 回、隔週、または月 1 回のペースでカジュアルなビデオ会議を開催できます。

ゲームの効果: リモートチームは、仕事の話をしたり、ミーティングの時間の無駄を気にしたりすることなしに、気軽な会話を通じて交流を深める機会をなかなか持てません。カジュアルなビデオ会議の時間を定期的に 15~30 分指定することで、通常触れ合いがないチームメンバー同士も仲良くなれる機会を設けられます。

41. ランチ & ラーン

チームの規模: 5 名以上

所要時間: 30 分

ゲームの方法: 毎週または毎月、チームメンバー 1 名が昼休みにチーム全体に対して自由なトピックについて発表を行う「ランチ & ラーン」を開催します。そのプレゼンは、仕事で全員が使っているツール、最近のプロジェクトで得た教訓、自分が読んだ本について皆と共有したいことなど、さまざまなテーマに関して行えます。

ゲームの効果: こういったイベントは、気軽に交流と教養を両方深められる環境でチームがつながるために大変よい機会となります。予算が許す場合には、レストランのギフトカードをチームメンバーたちに送り、ミーティングの際にランチを注文できるようにしましょう。

42. オンラインのグループゲーム  

チームの規模: 3 名以上

所要時間: 30~60 分

ゲームの方法: オンラインゲームにチームを招待します。全員が自宅で同じコンソールを使用できる場合には、実際のビデオゲームでもよいですし、インタラクティブなゲーム (Jackbox など) をダウンロードし、チーム全員と画面を共有することもできます。

ゲームの効果: 仕事と無関係なビデオゲームやインタラクティブなゲームという楽しい方法を通じて、お決まりのパターンを打開し、よりカジュアルな仕事環境をつくり、交流を深められます。また、ゲームを得意とするメンバーに活躍の機会を与えられます。

43. トリビアゲーム 

チームの規模: 6~20 名

所要時間: 30~90 分

ゲームの方法: ミーティングの開始時に簡単なトリビアゲームを行うか、勤務時間の最後に行うバーチャルトリビアナイトを定期的に開催しましょう。オフィストリビア (会社にまつわる雑学) のゲームを行うか、テレビ番組、音楽、国立公園など、その他のテーマを自由に選べます。他のチームメンバーに司会を交代してもらい、バリエーションを楽しむこともできます。

ゲームの効果: オフィスをテーマとしたトリビアゲームを作成する場合にも、皆が仕事のストレスを忘れて気分転換できるよう定期的なチーム活動を企画する場合にも、競争性、教育、娯楽の要素を兼ね備えるゲームを通じた絆づくりの機会を全員に提供できます。

44. 四半期毎のチャレンジ  

チームの規模: 3 名以上

所要期間: 1 か月

ゲームの方法: チーム全員が任意で参加できる課題を作成しましょう。たとえば、ヘルシーな食生活、メディテーション、日記、読書などをテーマとした課題など、さまざまな可能性が考えられます。その 1 か月の期間中、チームメイト同士が体験、達成できたこと、質問に関する会話を通じて励まし合い、目標達成を支え合える場として、チャットやスレッドを作成しましょう。 

あくまでも自由参加であることを十分に周知しましょう。今後のチーム課題に向けてアイデアを得るために、フィードバックをもらうこともおすすめします。

ゲームの効果: チームのためにこのような課題を作成すれば、ワークライフバランスを重視していることを行動で示せます。四半期毎に課題を提供することで、皆が体験を共有する機会をチームに提供できます。また、チームからのサポートと動機付けとなるインセンティブがあれば、全員がチャレンジを達成しやすくなります。

45. 性格診断テスト  

チームの規模: 5 名以上

所要時間: 制限なし

ゲームの方法: チームに性格診断テストを送り、チャットまたは次回のチームミーティングで全員にその結果を共有してもらいます。このゲームには EnneagramStrengthsFinder など、正式なテストを使用できます。または、もっと気軽なオプションとして、ホグワーツ魔法魔術学校のどの寮が自分に合っているかを知る Sorting Hat や Buzzfeed のクイズ (たとえば、「あなたが調理器具だとしたらどのタイプ?」) のような楽しい診断を使えます。

ゲームの効果: チームが受ける診断のタイプによっては、ミーティングを開始する前に笑いで和めるアイスブレイクとしても、チーム全体の得意や不得意を話し合う機会としても活用できます。

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チームビルディングとは何か、そのメリットと目的を解説し、屋内外のアクティビティ、簡単なアイスブレイクゲーム、リモートチームの結束を強める活動などを含む 45 項目の楽しいチームビルディングゲームをご紹介しました。

Asana 従業員エンゲージメントマネージャー Ashley Frabasilio は次のように述べています。「チームが対人関係を築くために共有できる体験を創造することは、信頼感を高め、コラボレーションを促進するために最も効果的な方法の 1 つです。」

チームとして自信、絆、チームワークのスキルを培うためには、あらゆる方法があります。チームビルディングは楽しいものですが、チームとのつながりは毎日維持することが不可欠です。日々の業務においてそのようなつながりを築くには、適切なコラボレーション用のソフトウェアがカギとなります。

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